企業が今後5年、10年と継続していくために必要なこととは何でしょう?
それは、“継続的な収益の拡大”です。
しかしながら、昨今では顧客ニーズの高度化・多様化やグローバル競争の激化、少子高齢化に伴う労働力不足への対応が必要であり、その実現は極めて難しい状況にあります。
さらに、今日ではSDGs※の推進といった社会貢献もこれからの企業には必須といえます。
では、これらを達成するために製造業に求められるものはなんでしょう?
それは
“顧客ニーズを満たした高品質な製品を低コストで製造する”ことであり、
品質保証にもそのための貢献が求められています。
※Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略。
2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。
既に貴社でも、高度化・多様化した顧客ニーズやグローバル競争、労働力不足への対応に向けて、新技術採用やグローバル調達・生産、モジュール化・共通部品採用などの対応を実施されているかと思います。
しかし、それにもかかわらず、
といったことが起こっていませんか。
結果、製品品質が安定しなかったり、その原因究明・対策立案に今まで以上に時間がかかっているのではないでしょうか。
こうした問題は、貴社のお客様の不信・レピュテーション(評判)リスクを招くことになります。
また、調査時間の増大や頻繁な問題発生は、従業員の超過労働やコスト増加にもつながります。
ではなぜ、課題解決のために実施した様々な対応が、十分な効果を上げず逆に新たな課題を発生させるのでしょうか?
ここで改めて、製造業における品質保証に求められることを考えてみましょう。それは、
といったように、品質の保証に留まらず、経営への貢献まで求められています。
新技術の採用やグローバル調達、部品の共通化などはそのための重要な手段の一つです。
しかしながら、こうした改善も現在の業務の無駄が排除され、標準化された品質保証プロセスを前提にしなければ、いつまでも問題発生⇔対応のいたちごっこが続くと考えられます。
まずは現在の品質保証プロセス内でどのような非効率が問題となっているか考えてみましょう。
どうでしょう?当てはまるものはありましたか?
当てはまるものがあった場合、業務の無駄を排除するために
といった業務の効率化が必要になると考えられます。
※フォード社が作成した特に自動車産業を中心に普及した品質問題解決のためのフレームワーク
こうして無駄が排除され効率化した品質保証業務を基に、
のような、継続的な改善活動を行うことで品質保証プロセスを高度化します。
高度化された品質保証プロセスは、下記のような企業価値への貢献につながります。
以上のような取り組みは、多くのデータの収集・一元管理が前提のため、システムの利活用を前提とした業務改善が必要となります。
JSOLはSalesforce(TM)を活用した製品サービス高度化ソリューションにより、貴社の品質保証プロセスの効率化・高度化の実現を支援します。
JSOLでは豊富な導入事例を基に、品質改善ソリューションを導入するにあたっての分析・活用のノウハウを提供し、新たな品質保証プロセスの定着化をサポートします。
また、Salesforce(TM)を活用することにより、スピーディーなソリューション導入を実現します。
品質改善ソリューションの導入によって、下記のような効果・メリットをご提供致します
品質問題の発生は、残念ながらお客様からのクレーム発であることが多いのが現実です。とするならば、「お客様の声活用ソリューション」のようにお客様相談室、あるいはコンタクトセンターから、直接連携することで、“品質問題の発見・解決のスピードアップ”が図れます。
また、顧客と対面で接することの多い営業(営業高度化ソリューション)、あるいはフィールドサービス(フィールドサービス販促ソリューション)に対して、このような問題があったから関連するお客様への対応に気を付けるように、注意喚起する、あるいは、彼らが顧客接点で得た品質問題に関する情報を連携することで、上記のコンタクトセンターと同様に、発見・解決のスピードアップが図れるとともに、お客様への対応に留意することで“顧客満足の低下を防ぐ”ことも期待できます。